ホンマ健康ランドはなぜ閉館したのか|惜しまれた老舗健康ランドの歴史

新潟市中央区美咲町に、33年間にわたって地元市民に愛されてきた健康ランドがありました。

その名は「ホンマ健康ランド」。

漢方薬湯や露天風呂、ミストサウナなどバリエーション豊かなお風呂が揃い、食事や仮眠まで楽しめる施設として、延べ800万人もの利用者に親しまれてきた新潟を代表する温浴施設です。

しかし2020年6月30日、設備の老朽化を理由にその33年の歴史に幕を下ろしました。

この記事では、ホンマ健康ランドがどのような施設だったのかを、お風呂の種類・料金・館内設備・閉館の理由にわたって余すことなく振り返ります。

閉館後に新潟市内で通えるおすすめ代替施設も合わせて紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ホンマ健康ランドとはどんな施設だったのか

この章では、ホンマ健康ランドの基本情報と歴史を振り返ります。
どのような場所にあり、どんな規模の施設だったのかを確認しておきましょう。

新潟市美咲町にあった老舗健康ランド

ホンマ健康ランドは、新潟市中央区美咲町2丁目1番41号に位置していた入浴施設です。

北陸自動車道の新潟西インターからおよそ5分、ラウンドワンスタジアム新潟店の裏手という好立地にあり、地元の人ならすぐにわかる場所として知られていました。

JR新潟駅からは車で約20分と、市内全域からアクセスしやすい立地が長年の人気を支えた理由のひとつです。

33年間で延べ800万人が訪れた歴史

ホンマ健康ランドが開館したのは昭和62年(1987年)のことです。

以来33年にわたって地域の人々に愛され続け、閉館時点での累計利用者数はなんと延べ約800万人にのぼりました。

新潟市民の多くが家族や友人、仕事帰りの同僚と何度もこの施設を訪れており、地域に根ざした入浴文化の中心的な存在として機能していたことがわかります。

施設の基本情報まとめ

閉館前のホンマ健康ランドの基本情報をまとめておきます。

項目内容
施設名ホンマ健康ランド
住所新潟市中央区美咲町2丁目1番41号
電話番号025-283-4126
営業時間午前10:00〜翌午前9:30
休館日なし(年中無休)
開館年昭和62年(1987年)
閉館日2020年6月30日
累計利用者数延べ約800万人

ホンマ健康ランドのお風呂・サウナの魅力

この章では、ホンマ健康ランド最大の魅力だったお風呂とサウナの全貌を紹介します。
何十種類もの湯が揃う充実ぶりが、長年のリピーターを生み出していました。

バリエーション豊富な湯船の種類

ホンマ健康ランドを特徴づけていたのは、多彩な湯船のラインナップです。

温泉施設ではないにもかかわらず、露天風呂や漢方薬湯、檜風呂、超音波バス、バイブラバス、打たせ湯など、一般的な銭湯をはるかに上回る種類の湯が揃っていました。

特に漢方薬湯は、数種類の自然薬草や西洋ハーブがバランスよく配合されたもので、お湯が黄みを帯びており独特の香りと温かみが人気でした。

利用者からは漢方薬湯が一番好きという声も多く、健康志向の方を中心に高い支持を集めていました。

  • 露天風呂:自然の空気を感じながら入れる屋外の湯
  • 漢方薬湯:薬草・ハーブ配合でお湯が黄色く染まる人気浴槽
  • 檜風呂:ヒノキの香りが漂う高級感ある湯
  • 超音波バス:超音波の振動で血行を促進
  • バイブラバス:気泡が全身に当たる疲労回復向けの湯
  • 打たせ湯:肩や腰への刺激でコリをほぐす
  • 水風呂:サウナとセットで使う冷水浴槽

サウナ好きが通い詰めた理由

ホンマ健康ランドはサウナ好きからも高く評価されていた施設です。

ドライサウナは室温100〜105度という本格的な高温設定で、広めの室内にテレビとオルゴールのBGMが流れるゆったりとした空間が特徴でした。

水風呂は18〜20度で管理されており、サウナとのセット利用で体感できる温冷交代浴の気持ちよさを求めて何度も足を運ぶ常連客が多かったと伝えられています。

ミストサウナ(レインサウナ)の独自体験

ホンマ健康ランドで特に印象的だったのがミストサウナです。

一般的なミストサウナとは異なり、雨のようにシャワーが降り注ぐ体験ができることから、利用者の間ではレインサウナと呼ばれていました。

薬草系のアロマが香り、ガラス張りの空間で一人静かに過ごす時間は特別なリラックス体験として多くの口コミで語られています。

露天風呂と打たせ湯でのリラックス体験

露天風呂では季節感を直接感じながら入浴を楽しめ、冬には雪を眺めながら体を温めるという新潟ならではの体験ができました。

打たせ湯は、高いところから落ちる水の重さで肩や腰のコリをほぐす昔ながらの健康入浴法で、疲れた体をリフレッシュするのに効果的と利用者に好評でした。

お風呂の種類が豊富すぎて1時間では入りきれないという声も多く、それほどに湯の充実度が高かった施設であることがわかります。

ホンマ健康ランドの料金・館内施設

お風呂以外の魅力も見逃せません。
食事・休憩・宿泊までトータルで楽しめる設計が、地元市民を繰り返し引き付けていました。

入館料と料金プランの詳細

ホンマ健康ランドの入館料は、通常大人1,250円(税別)でした。

深夜帯には深夜料金が加算される仕組みで、宿泊利用の場合は入館料1,250円に深夜料金1,800円を加えた合計3,050円程度が目安でした。

また、特定の時期には2時間650円という大幅にお得なプランも実施されており、短時間だけ利用したい場合にも使いやすい料金体系が整っていました。

プラン料金(目安)
通常入館(大人)1,250円
朝ぶろ860円
深夜料金(宿泊利用)+1,800円
2時間限定プラン(期間限定)650円
提携カード割引100円引き

食堂・休憩室・ゲームコーナーの充実度

ホンマ健康ランドは入浴だけを楽しむ施設ではありませんでした。

1階に食堂があり風呂上がりに食事を楽しめるほか、トレーニングルームやゲームコーナーも完備されていました。

男女別の仮眠スペースではタオルケットを借りてそのまま横になることもでき、入浴・食事・仮眠をまとめて1か所で済ませられる点が多くのファンに支持されていました。

  • 1階食堂:定食・丼物・麺類など幅広いメニュー
  • 2階リクライニングチェア:仮眠スペースとして人気
  • トレーニングルーム:トレーニングウェアとシューズが必要
  • ゲームコーナー:太鼓の達人・クレーンゲームなど
  • マッサージ機:疲れた筋肉のケアに活躍
  • 血圧計・アルカリイオン水サーバー:健康管理の設備も完備

24時間営業で宿泊利用もできた利便性

ホンマ健康ランドは午前10時から翌朝9時30分まで営業しており、事実上の24時間施設として機能していました。

深夜バスで新潟に到着した旅行者が朝まで過ごすための仮眠施設として、あるいは飲み会の後に仲間と立ち寄るナイトスポットとして、幅広い使い方がされていました。

宿泊に必要な館内着やタオルはすべて入館料に含まれており、手ぶらで利用できる手軽さも人気の理由でした。

なぜホンマ健康ランドは閉館したのか

長年愛された施設がなぜ姿を消すことになったのか。
閉館の背景と、当時の反響を振り返ります。

33年の歳月と設備老朽化という現実

ホンマ健康ランドが閉館した直接の理由は、設備の老朽化です。

1987年の開館から33年が経過し、建物や浴場設備の維持・更新に多大なコストが必要となりました。

利用者の間では施設の古さをあまり感じないという声もあったほど丁寧に管理されてきた施設でしたが、長年の使用による劣化は避けがたく、2020年6月30日をもって惜しまれながらも閉館となりました。

惜しむ声が相次いだ閉館発表の反響

閉館の発表が出ると、地元の人々からは驚きと惜しむ声が相次ぎました。

33年間何度も通った思い出の場所がなくなってしまうという声や、最後にもう一度だけ行きたいという声がSNSやブログに多数投稿されました。

長年の利用者が最後の入浴を惜しみながら閉館日まで施設に足を運ぶ光景が続き、地域にとってどれだけ大切な場所であったかが伝わってきます。

  • 閉館理由:設備の老朽化(建物・浴場設備の劣化)
  • 閉館日:2020年6月30日(火)
  • 営業年数:33年間
  • 累計利用者数:延べ約800万人
  • 閉館時の状況:コロナ禍による一時臨時休館を経ての閉館

ホンマ健康ランドの閉館後に行ける新潟の代替施設

ホンマ健康ランドの閉館後も、新潟市内やその近郊には魅力的な温浴施設が揃っています。
お気に入りの代替施設を見つけましょう。

極楽湯(新潟市内)の特徴と魅力

新潟市内で多くの温浴ファンに選ばれているのが極楽湯です。

新潟市西区の槙尾店、東区の松崎湯ったり苑など複数の店舗があり、9種類以上の湯船と2種類のサウナを揃えた充実の設備が魅力です。

食事処・マッサージ・休憩スペースと館内設備も整っており、ホンマ健康ランドと同様に長時間ゆっくり過ごせる施設として人気を集めています。

新潟駅前エリアで使えるサウナ施設

2025年5月には、JR新潟駅万代口から徒歩5分という好立地に「sauna100」がグランドオープンしました。

パブリックサウナと貸切個室サウナの両方が楽しめ、提携駐車場も2時間無料で利用できます。

ホンマ健康ランドのような総合健康ランドとは性格が異なりますが、サウナを本格的に楽しみたい人には新潟駅前で最も手軽にアクセスできる施設として注目を集めています。

新潟市近郊のおすすめスーパー銭湯まとめ

新潟市近郊には、週末に車で立ち寄れる充実した温浴施設が複数あります。

施設名特徴入館料目安
極楽湯 槙尾店9種の湯・2種サウナ・食事処完備700円台〜
sauna100(新潟駅前)パブリック+個室サウナ・駅徒歩5分要確認
みつけ健幸の湯 ほっとぴあ岩盤浴5種・ロウリュウ体験・炭酸風呂600円台〜
越後長岡ゆらいや高濃度人工炭酸泉・遠赤外線タワーサウナ750円〜
ゆざわ健康ランド24時間営業・仮眠室完備・湯沢エリア1,000円〜

まとめ|ホンマ健康ランドが残した記憶と新潟の温浴文化

ホンマ健康ランドは、昭和62年の開館から2020年の閉館まで33年間、新潟市民に愛され続けた特別な場所でした。

漢方薬湯やレインサウナ、24時間営業の利便性と手ごろな価格、そして食事や仮眠まで楽しめる充実の館内設備は、今でも多くの人の記憶に鮮やかに残っています。

延べ800万人という圧倒的な数字は、この施設が単なる入浴施設ではなく、地域の生活に溶け込んだ大切な場所だったことを証明しています。

閉館から年月が経った今も、新潟にはたくさんの温浴施設があります。

ホンマ健康ランドが育んだ温浴文化と愛され続けたことへの感謝を胸に、ぜひ新潟の温浴施設をこれからも楽しんでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次